“飼いたいけど飼えない”を解消!オーストラリア発の斬新なウェブサービス「Dogshare」が大人気らしい

世の中には2種類の人間がいます。ちょっとした時間はあるけど様々な事情で犬を飼えない人と、犬を飼っているけど忙しくて十分にかまってあげられない人。

こうした人々を無料つなぐ新サービス「Dogshare」が今オーストラリアで人気大爆発なのです。

Dogshare

Dogshareの仕組みは簡単。犬を飼育している人がサイトにプロフィールを登録、その情報を犬と触れ合いたい人が検索して、申し込むというもの。

ジェシカ・トーマスと愛犬のDuke/http://mashable.com/

Dogshareを立ち上げたのはメルボルン在住のジェシカ・トーマスさん。

自身も2人の子供とジャーマン・ショートヘアー・ポインターのDukeの世話に忙しい働くお母さんです。

当初、Dogshareは犬の飼い主が散歩をしたり、遊び相手になってくれる人を探すためのサイトとして立ち上げられましたが、それは長く続きませんでした。

しかし、そんなDogshareに意外なリクエストが届いたのです。それは、犬を飼いたくても飼えない人たちからのメッセージでした。

もうびっくりしました。犬を飼っていない人から大量のリクエストがきたのです。それもただ犬の散歩をしたいという人からです。

こうした役割を有償でしてくれるサービスは一般的に誰でも思いつきますが、犬への純真な思いだけで、ボランティア、文字通り無償で手伝いたいというから信じられませんでした。

そんなリクエストが送られ、犬の熱狂的な信者たちからのサイト登録が急増する中で、ジェシカは大きく舵を取り、Dogshareを”犬と触れ合いたい人が犬を検索できるサイト”にしました。

Dogshareが始まってから2週間で50人以上の人が登録をし、正式にローンチしてから数百通のメールを、将来借り手になりうる人々から受け取っているといいます。

DogShare2

また犬の登録も既に2,000匹以上というから驚きです。

ちなみに、ハーバード大学医学部が2015年にリリースした論文によれば、”犬と触れ合うことで、循環器系の改善、血圧・コレステロール値の低下、ストレスの緩和につながる”ということです。

こうした研究成果からみても、犬を社会全体で共有することで、みんなが健康になれる社会に一歩近づくことができるようになるかもしれませんね。

参考記事
Mashable
Gizmode