日本展開が待ち遠しい!信頼できる愛犬の預り手が見つかる「Dog Vacay」

家族で旅行に行くことになったけど、繁忙期でペットホテルは満室、誰か預かってくれる人いないかなぁ。

そんな時に良心的な価格で、かつ信頼して愛犬を預けられる人が見つかるWebサービスがアメリカで拡大を続けています。

その名は「Dog Vacay」。

一般家庭が愛犬の宿泊先になる犬版Airbnb。

「Dog Vacay」は犬の預け先を探している飼い主さんと、犬の預かり手とを繋げるサイトです。

いわば犬版のAirbnbといったところでしょうか。

累計38万年分の宿泊を提供

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出典:https://dogvacay.com/blog/dogvacay-just-turned-4-infographic/

2012年3月に始まって以来、アメリカ・カナダで急成長しており、今年3月までに登録しているペットシッターさんは25,000人以上、累計宿泊日数は38万年を超えるというから驚きです。

従来のペットホテルと比べると安価ながらも、預かり手がケージ内ではなく部屋のなかで愛情を持って世話をしてくれるという点が飼い主さんたちに支持されているようです。

品質を守るため、ペットシッターの審査、教育は厳格に。高い顧客満足度が成長の原動力に

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Dog Vacayでは提供するサービスの品質が低下しないように様々な努力を行っています。

ペットシッターとして登録するためには厳格な書類審査、教育用ビデオの視聴、そして試験の合格、電話での面接、すべてを乗り越えないといけません。

登録できた後も定期的なトレーニングを受けて、継続して教育を受けなければなりません。

また一度に預かれる犬の数は3匹までとして、過度なお金儲けに走らないような仕組みになっています。

1年半前のTecchCrunchによるインタビューに対しても、

10万人以上のペットシッターの応募がありましたが、登録してもらったのは2万人だけです。登録者を絞って、優良なペットシッターに登録してもらい、教育を施し、彼らをサポートすることで高い品質のサービスを提供できるのです。

と答えています。このインタビューから既に1年半経ちますが、いまだに25,000人しか登録させていないことからも、Dog Vacayの方針が明確に伝わってきます。

こうした努力のおかげもあり、97%の飼い主から5段階評価で満点という高い満足度を得ています。

日本でも展開して欲しい!だけど、法規制などの課題も

ビジネスとして優れていることはもちろん、愛情を持って犬に対して接していることも伝わるDog Vacay。

海外展開も模索しているようで、日本でも是非始まって欲しいサービスです。

ただし、現在の日本ではペットシッターやペットホテルを営業するためには「第1種動物取扱業者」として自治体への届け出が必要です。

講習の受講のみならず、施設に関する要件や運営管理方法について厳しい規則があり、この規制によってペット達の安全が守られているという側面があります。

Airbnbの普及に関しても喧々諤々の議論がありますが、大切なペット達の生命にも関わってくることだけに、日本でこうした仕組みが普及するにはまだまだ議論を積み重ねていく必要がありそうです。

今後の展開に期待ですね。

画像出典 :DogVacay Blog

参考:Tech Crunch/環境省