犬にまつわる世にも奇妙な法律10選【アメリカ】

法律は時代の状況に合わせて変わっていきます。

例えば、日本に「決闘罪ニ関スル件」という刑法に定められている法律があります。決闘を挑んだ者、受けたもの、場所を用意した者など決闘に関わった人々を処分するという内容です。

現代において決闘はほとんどないわけですが、しかしながら今日まで現行法(現在も有効な法)として残ったままになっています。

このように時代が変わってもそのまま残ってしまった法律が海外にもあるんです。

アメリカにある犬に関わる世にも奇妙な法律をご紹介しましょう。

1.自動車の上に犬を縛り付けてはいけない(アラスカ州・アンカレッジ)

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出典:https://www.youtube.com/watch?v=RXZ0ftIqB4g

家族みんなで乗ったらもう愛犬が乗る場所がない。。。そうだ、車の上に乗せよう!

こんなことを思った人がいるのか、そんな心配をしたのかは分かりませんが、実際にアンケレッジに残る法律です。

でも念のため残しておいても問題はないですね。

2.午後6時以降に吠えることを禁ずる(アーカンソー州)

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出典:http://www.memrise.com/mem/3389594/so-gegen-sechs-uhr-so-around-six-oclock/

禁ずると言われても。。。と困り果てた飼い主さんたちも多かったことでしょう。

しつけを促したかったのかもしれませんが、ちょっと無理があるのではないでしょうか。。。

訴えられたら本当に刑罰対象になってしまうのでしょうか。

3.犬に教育を施してはいけない(コネティカット州・ハートフォード)

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出典:http://barkpost.com/wp-content/uploads/2014/12/lab-grad.jpg

いや、うちの子が大学に行きたいってうるさくてね。そう、ハートフォードにある大学。

え、ご存じないの?ハートフォードでは犬は大学教育を受けられないのよ!

trainedではなくeducatedという言葉が使われているためか、アメリカではこの法律に対して違和感を覚える方が多いのかもしれません。

4.犬にウィスキーを与えてはいけない(イリノイ州・シカゴ)

出典:http://www.whiskyintelligence.com/2016/04/worlds-first-whisky-sniffer-dog-appointed-scotch-whisky-news/

サラダボウルと呼ばれるほど多様な背景を持った人々が住むアメリカ。

通常の感覚であればそんなことしないのでしょうけど、中には動物の健康を害するこういう行為に及ぶ人もいるのかもしれません。

でも、ビールでもなく、ワインでもなく、ウィスキーに限定しているあたりに謎が残ります。。。

皆さん、アルコール類は全部ダメですからね!

5.強烈なニオイを出す犬を飼ってはいけない(イリノイ州・ゲイルズバーグ)

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出典:http://www.dogster.com/dogs-and-cleaning/can-you-tell-when-your-house-smells-like-dog

なんですかね、強烈なニオイって。

おそらくは健康を保つために清潔にしておけという話なのだろうと推測しますが、言い方ってものがあるでしょう。。。

皆さん、ニンニクを食べた翌日イリノイ州に行ってはいけませんよ!(そもそも犬にニンニク食べさせないでください!)

6.15分以上吠えると法律に違反します(イリノイ州・ノースブルック)

出典:http://calmercaninestraining.com/2015/01/25/fact-dogs-dont-have-to-bark/

こちらもしつけの一環として制定されたのでしょう。

アーカンソー州なら18時以降気をつければいいですけど、こちらは一日中気が離せません。

ワンって吠えた瞬間にストップウォッチで計測して、その間ずっと落ち着くようにとなだめないといけませんから。

しつけをせずにノースブルックに入るのはちょっと危険です。

7.犬と猫は喧嘩してはいけません(ノースカリフォルニア州・バーダー)

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出典:http://barkpost.com/dog-cat-gifs/

これはいいかもしれないですね!

アメリカでは犬猿の仲のことを「Fighting like cats and dogs」(猫と犬のように喧嘩をする)というほど、犬と猫は反りが合わないと捉えられています。

そんなことを心配したかどうかは定かではありませんが、犬も猫も飼っているあなたは明日から「喧嘩するとおまわりさんが来るよ!」と言いましょう。

8.私有地で3匹以上の犬が集まる時には市長のサインが入った許可証を得ること(オクラホマ州)

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出典:http://barkpost.com/strange-dog-laws-in-us/

そう、3匹以上集まると奴らはやっかいなんだ。

隊列を組んで人々に抵抗するSF映画でもあるまいと思うわけですが、こうした法律が実際にあるのです。

こんな法律でも制定当時には相応の理由があったのでしょうが、この法律を通過させた議員たちの方が厄介な気もします。。。

9.犬に向かって変顔したら投獄か罰金(オクラホマ州)

www.hdfinewallpapers.com
出典:http://www.wallpaperswidefree.com/Bollywood-Actors/Akshay-Kumar/Akshay-Kumar-funny-face-hd-wallpapers

一度はしたことあるかもしれませんが、オクラホマ州では絶対にしてはいけません。

赤ちゃんをあやすように「いないないばー」をした日にはパトカーがやってきますから!?

実際に法律が適用される場面もほとんどないとは思いますが、外出中は気をつけましょう。

オクラホマ州は犬に対してどのような価値観を持っているのでしょうか。

10.犬は議事堂の隣の公園にいるリス達を脅かしてはいけない(ウィスコンシン州・マジソン)

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出典:http://www.longbeachchorale.org/blog/page/3

おそらく世界で一番優遇されているリスはウィスコンシン州のリスかもしれません。

きっと彼らには秘密の任務があって、犬がそれを邪魔しないようにと制定されたのか、それとも犬が勝手に走り回らないようにきちんと管理するようにと言いたかったのか不明ですが。

まとめ

変な法律と片付けれしまえばそれまでですが、言葉の裏に隠された背景を想像してみると結構面白いかもしれません。

昔の議員さん達が法律に洒落を効かせていたようにも思えます。

とにかくアメリカへ行く際にはもう一度この記事を見なおしてくださいね!

参考:Dumblaws

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