犬を車内に放置すると最長で懲役5年。ミシガン州で新法案を審理

「ちょっと食事に行ってくるから少し待っててね」

そんな言葉を愛犬にかけて車を離れてしまっていませんか?

ミシガン州で今月提出された上院法案では、そうした行為を重罪として厳しく罰することになります。

アメリカでは既に16州で「車内に動物を放置すること」を禁止する法律が制定されていますが、原則として軽罪として処理されており、少額の罰金を支払う程度です。

これに対して今回ミシガン州で審理されている法案の内容は以下の通りです。

①動物を車内に放置して、動物が死亡した場合

5年以下の懲役 または 5,000ドル(約55万円)以下の罰金

②動物を車内に放置して、動物が傷病を負った場合

1年以下の懲役 または 1,000ドル(約11万円)以下の罰金

③動物を車内に放置、上記のような状況にない場合

初犯:45日以内の懲役 または 350ドル(約38,000円)以下の罰金

再犯:3ヶ月以内の懲役 または 500ドル(約55,000円)以下の罰金

最長で懲役5年とは非常に重い刑罰です。

背景には2009年に起きたチワワが高温の車内に放置された後に死亡した事件があり、当時の法令では2,000ドルの罰金か1年以内の懲役しか課すことができなかったようです。

法案を提出した議員によれば

私たちはもっと動物虐待に関心を持つべきです。動物虐待者の多くは後々人に対しても虐待を行うようになるのです。

ちなみにミシガン州では子供を車内に放置して死亡させた場合、最大10,000ドルまたは15年以内の懲役刑に課されるそうです。

今後、司法委員会で審理される予定とのことです。

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2016.05.05

参考:MLIVE

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