「熱中症」と聞くと真夏をイメージする方が多いのではないでしょうか?
ところが、愛犬達にとっての「熱中症」シーズンは春からもう始まっているのです。
具体的な数字を見てきましょう。
暑さに慣れてない今の時期こそ要注意!
出典:http://www.anicom.co.jp/stopheatstroke/
ペット損害保険会社「アニコム」が集計した月毎の熱中症発生件数によると、犬の熱中症は毎年4月頃から発生し、記録的な高温となった昨年2015年には、5月から100件を超える熱中症が発生していて、まだ、体が暑さに慣れていないこの時期から熱中症に対する注意が必要なことがわかります。
そんな犬の熱中症による体調不良を減らしたいと、アニコムがスタートしたサービスが「犬の熱中症週間予報」。
「犬の熱中症週間予報」って何?
出典:http://www.anicom.co.jp/stopheatstroke/
「犬の熱中症習慣予報」はその名の通り、犬のための熱中症予報サービスです。
人間同様に犬も直射日光の下や温度の高い状況に長時間いると、体温調整機能が働かなくなり、様々な症状が出ます。
犬は「地面から近距離にいる」「全身を毛が覆っている」「汗をかくことができない」という人間以上に熱中症にかかりやすい環境で生活しています。
熱中症予報は週ごとに発表され、「やや注意」から「厳重警戒」までの4段階で注意レベルが表示されます。
愛犬の熱中症予防のためにできることは?
熱中症と聞くと外出時だけ気をつければいいのかと考えがちですが、アニコムによると4割以上は自宅のリビングで発症しているのだそうです。
熱中症にかかると「ぐったりして起き上がれない」「浅くて早い呼吸が続く」「下痢嘔吐」最悪の場合には死亡につながることもあります。
どこにいても注意しておきたい犬の熱中症ですが、予防のためにどんなことができるのでしょうか。
1. 炎天下のお散歩やドッグランは避ける
炎天下の日は人間にとっても辛いですが、犬にとってはそれ以上に過酷な環境になります。
出典:http://www.anicom.co.jp/stopheatstroke/pdf/20140815.pdf
人間の胴体の高さで30度台であっても、アスファルトに近いところでは50度近い温度になっています。
気温の高い日は日中のお散歩やドッグランは避け、お散歩は早い時間や夕方以降などに行いましょう。
2. 車内に置き去りは絶対にダメ
窓を少し開けておけば大丈夫だろう、エアコンを入れておけば大丈夫だろう、そうした考えは通用しないと思ってください。
エアコンがあっても車内は40度に達することがあります。
必ず愛犬を安全な場所に留めるなど適切な処置を考えてから食事などにでかけましょう。
3. 室内でも常に水分補給とクーラーによる温度管理を
人間でも室内で熱中症にかかったというニュースを毎年見ますね。愛犬も例外ではありません。
水は定期的に新鮮なものを用意していつでも水分補給をできるように、またクーラーなどでこまめな温度管理を行うようにしてください。
また犬用のクールベッドなどもありますので、そういったアイテムも併せて利用するといいでしょう。
4. お散歩時には冷却グッズの活用も
最近ではお散歩時に使える犬用の冷却グッズもあります。
クールバンダナやクールウェアを使って、愛犬の温度が高くなり過ぎないようにすることができます。
出典:http://www.anicom.co.jp/stopheatstroke/pdf/20140815.pdf
ゴールデンウィークを超えるとますます暑い日が増えてきます。
皆さんも熱中症予報を活用して愛犬の体調管理にご注意くださいね。