1万2,400年前の子犬を発見!保存状態の良さに研究者も大興奮

1万2,400年前と聞いて、どんな時代だったかすぐに想像できますか?いくらなんでも、昔過ぎますよね。

先日、“更新世”と呼ばれるその時代の子犬がとても良い状態で見つかり、「何か新しい情報が手に入るかも!」と研究者たちが喜びに沸いています。

まずは子犬の泥を洗浄、解凍、組織のサンプルを削り取るという、貴重な動画をご覧ください。

とにかく最高の保存状態!

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ロシア連邦を構成する共和国の1つ、ヤハ共和国で冷凍状態で見つかった子犬。更新世のイヌ科イヌ属の動物がこれほどまで保存の良い状態で見つかったのは初めて。とりわけ研究者をワクワクさせているのは、70~80%がきちんと残っているという“脳”。これからMRIにかけてじっくり観察・研究が行われるそうです。歯もこんなにキレイ。

更新世のワンコをクローン化!?

マンモスのクローン化に情熱を注ぐ韓国の生物学者ファン・ウソクさんは、子犬の皮膚・筋肉・耳の軟骨からサンプルを採取してご満悦。中国に「動物クローン施設」を設立し、イギリスでは2013年に「クローンコンテスト」を開いて優勝者に通常価格(約1,100万円)の70%オフで愛犬のクローンを作ってあげた経歴を持つファンさんにとって、更新世の子犬を蘇らせることはそんなに難しくないのかもしれません。

意外とラフに扱ってます

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貴重だという割に、なかなかの手荒い扱いを目の当たりにしてちょっとびっくりしてしまいました。泥を落とすのに、子犬を片手で持ち上げ、洗面器の上でシャワーをジャージャーとかけ、細胞のサンプルを取るのにガリガリ削ぎ落としています。

子犬が見つかった場所のそばには人類が食べたと見られる食肉解体をした動物の骨と、火を起こした跡があることから、この子犬は人と一緒に暮らしていたペットなのでは?と考える研究者もいます。

気になる愛犬の祖先の歴史。一体何が明らかになっていくのでしょうか?続報に期待しましょう!

引用先:The Siberian Times