熊本県益城町で大活躍のバルーンシェルターが優れている4つのポイント

熊本県を中心に大きな被害をもたらした熊本地震の発生から早くも10日以上が経ちました。

まだ多くの方が避難している中で、先日熊本県益城町にバルーンシェルターという施設が設置されたことが話題となりました。※4月20日に暴風予報に伴い閉鎖し、災害用避難テントを設置。

バルーンシェルターとは?

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画像:http://peace-winds.org/news/emergency/9663

バルーンシェルターは国際NGO団体のPeace Winds Japan(PWJ)が繊維メーカーの帝人と共同で開発した災害時緊急避難施設。1999年から構想され、過去には新潟県中越地震やインド震災などでも活躍、今回益城町には2基が設置され、一つは女性専用の施設、もう一つはペット同伴専用の施設として活用されました。

バルーンシェルターのすごいところ

出展:https://www.youtube.com

1. コンパクトに持ち運び

仮に通常サイズのテントを大量に被災地へ運び組み立てるとなると、約1週間から10日という時間がかかります。その間、最も心細い避難生活の始めの10日間を場合によっては野外で過ごすこととなり、心理的にも体力的にも厳しい状態を強いられます。バルーンシェルターの場合、コンパクトに持ち運ぶことが可能であり、1基あたり70名ほどの収容が可能です。

2. 設営スピード

バルーンシェルターという名の通り、風船のように中に空気を送り込むことで施設が立ち上がります。災害現場でも約30分で簡単に組立てることができるのという点が大きな特徴です。

3. 高い安全性

耐風圧性能などの強度も合わせ持ち、軽量の素材に空気を送り続けて維持するため、倒壊や倒壊によるけがなどの心配がありません。

4. 修復も容易に

素材はパラグライダーなどにも使用されている丈夫な素材を利用、敗れた場合の修復が簡単な点も重宝されています。

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まだまだ復興まで長い道のりですが、被災地に愛犬と一緒に生活できる場がある事は本当に貴重なことです。

なお、PWJでは熊本地震に係る募金を募っています。

クレジットカードや楽天銀行を通じて支援を行うことができますので、ご興味のある方は是非支援をお願い致します。

 

バルーンシェルターを開発・設置したPWJは保健所等で保護された犬の殺処分を目指した活動を平時から展開しており、犬ととても親密な団体です。

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2016.04.26