犬をはじめとするペットの家族化が進むなか「うちの愛犬のために手作り食を作ってあげたい」という方や既に作られているという方が増えています。ただ、犬が食べて良いもの悪いもの、レシピの分量や味付けなど、わからないことや不安なことが多くて困っている方もまた多いのではないでしょうか?
そこで『INU MAGAZINE』では「愛犬のための “ご褒美” ご飯」と題して、ペット食育協会の監修のもと、旬の食材を使った愛犬向けレシピコンテンツをお送りします。毎週金曜日の更新なので、週末のお時間があるときに是非チャレンジされてみてください。
ペット食育協会とは?
ペット食育協会(R)(Alternative Pet Nutrition Association;APNA [エイプナ] )」は、「流派にとらわれずにペットの栄養学や食に関する知識を学び、ペットの食事内容を飼い主が自信を持って選択できる判断力を身につけるために必要な情報の普及」を目的とし、2008年(平成20年)1月15日に設立されました。
そば粉のガレット
「愛犬のための “ご褒美” ご飯」第2回目の今回は、世界の郷土料理をもとにしたお料理です。
ガレットは、フランス・ノルマンディ地方の郷土料理のそば粉のクレープ。 栄養豊かなそば粉をクレープ生地として使うことで、 日常にそば粉を取り入れやすくなります。
そば粉のガレットはフランスの郷土食ですが、 そばやくるみは、日本の長寿県、長野県の郷土食材でもあります。 愛犬との楽しい食事に、大いに取り入れたい食材です。
材料
体重10キロの子の1食分
- そば粉……………50g
- 豆乳 ……………150cc
- 鶏むね肉……………50g
- 卵……………1個
- くるみ……………3粒
- ミニトマト……3個
- 芽キャベツ………2つ
- しめじ…………5g
- 菜の花…………1本
- 好みの油(サラダ油等)………適宜
作り方
1.鶏むね肉を細長く切り、鍋に少量の水(分量外)を入れて回りが白くなるまで茹でる。更に、半分に切った芽キャベツ・しめじ・菜の花を鍋に入れ、軽く茹でる。
2.フライパンに油をなじませ、そば粉と豆乳を合わせた生地を全体に広げる。
3.表面が乾いてきたら、1の鶏むね肉、しめじ・ミニトマトを生地の上に置き、卵を割り入れ蓋をする。
4.卵が半熟になったら蓋を取り、火を止める。芽キャベツ・菜の花・細かくしたくるみを乗せ、生地の4方向を折りたたむ。
出来上がり
レシピに含まれる栄養素
そば粉は、アミノ酸やビタミン類、食物繊維、ムチンを豊富に含む食材です。 ポリフェノールの一種のムチンは、長いもなどにも含まれるねばねばの成分で、 保水成分に優れ、たんぱく質の吸収を促進する働きをするなど、様々な健康効果が期待されます。
そば粉は他にも、低カロリーで低GI食品とも言われており、ダイエットやエイジングケア、生活習慣病予防にもオススメの食材です。
また、くるみはオメガ3・ビタミンB1・B6などを多く含み、疲労回復、老化防止に効果があると言われるほか、その形から脳にも良いと言われています。