犬をはじめとするペットの家族化が進むなか「うちの愛犬のために手作り食を作ってあげたい」という方や既に作られているという方が増えています。ただ、犬が食べて良いもの悪いもの、レシピの分量や味付けなど、わからないことや不安なことが多くて困っている方もまた多いのではないでしょうか?
そこで『INU MAGAZINE』では「愛犬のための “ご褒美” ご飯」と題して、ペット食育協会の監修のもと、旬の食材を使った愛犬向けレシピコンテンツをお送りします。毎週金曜日の更新なので、週末のお時間があるときに是非チャレンジされてみてください。
ペット食育協会とは?
ペット食育協会(R)(Alternative Pet Nutrition Association;APNA [エイプナ] )」は、「流派にとらわれずにペットの栄養学や食に関する知識を学び、ペットの食事内容を飼い主が自信を持って選択できる判断力を身につけるために必要な情報の普及」を目的とし、2008年(平成20年)1月15日に設立されました。
トマトとピーマンのピッツァ
「愛犬のための “ご褒美” ご飯」第7回目の今回は「トマトとピーマンのピッツァ」。
生地をじゃがいもで作るので、準備にあまり時間もかからず手軽にできます。具に均等に火が通るように、お肉はひき肉を使いました。生のトマトが苦手なワンちゃんも、加熱すると食べることがありますので
ぜひ試してみて下さい。飼い主さんのおつまみにもおすすめの一品です♪
材料
体重10キロの子の1食分
- じゃがいも・・・・大1個
- オリーブ油・・・・小さじ1
- 片栗粉・・・・・・・大さじ1
- ピーマン・・・・・・2分の1個
- プチトマト・・・・・2個
- 豚ひき肉・・・・・50g
- トマト缶(カットトマト)・・大さじ3
- パルメザンチーズ・・・・少々
作り方
1.じゃがいもは、電子レンジで加熱して、フォークでつぶしておく。
2.1に片栗粉とオリーブ油を加え、ひとつにまとめる。
3.パイ皿にクッキングシートをしき、その上に2を手で伸ばす。
5.3にトマト缶のカットトマトを軽くつぶして汁ごとのせ、その上に4とひき肉をのせ、最後にパルメザンチーズをパラパラとふる。
6.200℃のオーブンで様子を見ながら8分~10分ほど焼いてできあがり!
出来上がり
レシピに含まれる栄養素
じゃがいもにはビタミンCが豊富に含まれています。本来ビタミンCは火と水に弱いのですが、じゃがいもの場合はでんぷんに守られているために、ほとんどビタミンCが失われません。ビタミンCはコラーゲンの生成を促進するので、粘膜の保護にも有益です。
トマトに含まれるリコピンには、β-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化作用があり、ガンの予防に役立つといわれています。また、胃液の分泌を促進し、疲労物質の乳酸を除去するクエン酸も多く含まれています。お散歩時の水分補給やおやつに便利な食材です。
ビタミンB群が多く含まれている豚肉は、疲労回復に効果的な食材です。たくさん運動した後など疲れた時や元気がない時に、積極的に取り入れてみて下さい。
ピーマンには、毛細血管をじょうぶにする効果があるヘスペリジンが含まれています。ヘスペリジンは、ピーマンに豊富に含まれているビタミンCの吸収を助けて、高血圧などの予防に役立ちます。