今週末の日曜は国内最大級の大譲渡会「ブレーメンパーク」へ!342頭の保護動物と39の団体・企業が集結

環境省の発表している統計データによると、平成28年度に地方自治体によって殺処分となった犬猫は55,998頭(犬10,424頭・猫45,574頭)。飼い主からの持ち込みや所有者不明などで地方自治体が引き取った113,799頭のうち約半数が殺処分されているという計算になります。

その数字から10年遡った平成18年度には約341,000頭、20年遡った平成8年度には約702,000頭が殺処分されていたことを考えると、状況は改善してきていると言えるのかもしれません。しかし今もなお人間の身勝手により命を失う犬猫達が存在することは事実です。

そういった状況のなか、殺処分「0」というゴールを目指して立ち上がったのが動物殺処分ゼロプロジェクト「ブレーメン」です。

動物殺処分ゼロプロジェクト「ブレーメン」

画像出典:https://bremen-project.net/

「ブレーメン」とは、2016年にSEKAI NO OWARI認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン(以下「PWJ」)が立ち上げた動物殺処分ゼロを目指すプロジェクト。

「ブレーメン」のホームページによると、当時、1日に200頭以上の犬猫が殺処分されているという現状を知ったSEKAI NO OWARIのメンバーたちが、「人が作ったシステムならば、人の力で変えられるのかもしれない。」という想いのもと、「ピースワンコ」プロジェクトで犬の殺処分ゼロ活動の実績を示してきたPWJと協力してスタートしたそうです。

2016年10月には支援シングル「Hey Ho」をリリース。その後も支援ライブや支援グッズの販売などを行っています。そういった活動で得られた資金が動物殺処分ゼロ活動を後押ししていることはもちろん、それまで動物の殺処分や保護動物といった存在を知らなかった人たちにも知ってもらう「きっかけ」が生まれています。

国内最大級の大譲渡会「ブレーメンパーク」

画像出典:http://www.bremen-park.com

今週末、11月19日(日)にブレーメンの活動の一環として初めて開催される譲渡会イベントが「ブレーメンパーク」。342頭の保護動物と39の団体・企業が幕張メッセに集結する国内最大級の大譲渡会です。

スペシャルステージでは、保護動物たちがステージに登場してテーマごとにコンテストを行う「ブレーメンパーク総選挙」や、ブレーメンプロジェクトのメンバーであるSEKAI NO OWARIとPWJ大西純子さん(PWJではピースワンコプロジェクトのリーダーを務める)とのトークセッションも予定されています。今回のイベントで初めて保護動物について興味を持った方にとっては、保護動物について理解を深めたり、身近に感じるきっかけになることでしょう。

ブレーメンパークの開催概要は以下の通り。これから新しい家族を迎えようと考えている方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

■「ブレーメンパーク」開催概要

  • 日程:2017年11月19日(日)
  • 時間:10:00 ~17:00
  • 会場:幕張メッセ 4ホール(千葉市美浜区中瀬2-1)
  • 入場料:無料
  • 注意事項:ペット同伴はできません。その他の注意事項についても公式サイトを事前にご覧ください。
  • 公式サイトURL: http://www.bremen-park.com/