休日には少し広い公園までお散歩して、愛犬に思いっきり運動してもらいたいものですよね。
特に東京は室内飼育が一般化していて、一方でドッグランなどもまだまだ少ないのが現状です。
全力で運動する最も身近な場が公園なのですが、同じ東京の中でも公園の広さや比率は街によって大きく異なります。
今回、東京都が出しているデータを基に「公園が身近な自治体」をランキングにしてみました。
街の様相が異なる23区と市部に分けて、「1公園あたりの面積(公園あたり面積)」「市区町村面積における公園の面積比率(公園比率)」を算出。結果をグラフにしましたので、あなたの町がどの水準にあるか、チェックしてみてください!
※町村についてはデータが公表されていなかったため除いております。
※各行政団体が公園として指定している公園を対象としています。
まずは23区ランキング!え、一位はあのオフィス街、千代田区!?
23区の各自治体のランキングは以下のグラフの通りです。
1位は千代田区。大手町や丸の内などオフィス街のイメージが強い千代田区が公園あたり面積で1位、公園比率でも2位と高い水準です。
理由は皇居です。千代田区のHPを見ると「皇居外苑」「皇居東御苑」も公園として指定されています。
「皇居外苑」は実は115万㎡もあり、千代田区の約1割にも相当します!
こうした特徴は渋谷区(代々木公園)などにも言えそうです。
江戸川区は公園比率で1位!ホームページからも伝わる公園愛
その他の区を見てみると、公園あたり面積の大きさと公園比率はほぼ比例しています。
特筆すべきは2位の江戸川区です。区全体の面積は約50㎢と23区内でもトップ5に入る広さにも関わらず公園比率は1位。
また、実は公園数も447と23区内でトップ5なのですが、公園あたり面積は2位と、数も広さも十分なのが江戸川区なのです。
江戸川区のHPをのぞいてみると、主な公園の特徴や用途、写真がしっかりと整理されており、公園に対しての思い入れを感じます。
ちなみに最下位は池袋です。池袋駅は繁華街のイメージが強いですが、街全体としても公園のような遊び場は少ないのかもしれません。
市部の雄は多摩市。トップの公園比率を誇るニュータウン。
市部の公園あたり面積トップは武蔵村山市と東村山市。
どちらも大規模な公園を抱えており(武蔵村山市:野山北公園、東村山市:狭山公園)、これらが順位を押し上げています。
そんな中健闘しているのが多摩市。
多摩ニュータウンで有名な多摩市ですが、公園比率で1位、公園あたり面積でも4位と健闘しています。
戦後の人口増加の中で行政主導で作られた街であることも関係しているかもしれません。
自然豊かなあきる野市、青梅市は公園比率では下位。でも自然はたくさん!
あきる野市、青梅市は東京西部の自然豊かな市です。
市全体の面積でいえば2位、3位に入る屈指の広さの両市だけに、公園比率は下位に留まっています。
とはいえ、あきる野市、青梅市は約6割が森林となっており、公園はなくとも心配はいりませんね。
大規模な公園が知りたい方は「東京都公園協会」ホームページへ!
さて、みなさんがお住まいの市はいかがでしたか?
各市区全体の数値ですので、引っ越しの際などは居住地の近くに公園があるかどうか調べてみましょう。
大規模な公園については「東京都公園協会」のホームページで検索できます。
また同ホームページでドッグランのある公園も検索できます。
公園が身近な街で愛犬とともに健康な生活を送りましょう!