アルシャー京子、尾形聡子、藤田りか子、白石花絵という世界中で活躍する日本人ドッグ・ジャーナリスト達、いや犬オタク達が集まり、日本にこれまでにない新たな犬雑誌が創刊されることになりました。
その名も「TERRA CANINA(テラカニーナ)」。
「TERRA CANINA(テラカニーナ)」とは、「犬たちの世界」を意味するラテン語。犬を学問的に論じるときに使われる「Canis lapus familiaris(カニス・ルプス・ファミリアリス)」というラテン語が由来であり、犬にまつわる様々なことを「犬学」的アプローチから真面目に掘り下げ、質の良い情報を提供していくという編集者・執筆者達の意図を表すものです。
テラカニーナの扱う多様なトピックス
写真提供:藤田りか子
「TERRA CANINA(テラカニーナ)」では犬にまつわる様々な分野で活躍する経験豊富な執筆陣により、行動学、生物学、遺伝学、獣医学、栄養学、アニマル・ウェルフェアといったトピックスから、文化面や社会面からの考察、犬種学や犬のトレーニング学まで幅広い情報を紹介します。
様々な観点から光を当てることで、いろいろな犬の見方ができ、それだけ読者の犬への知識が深まることを狙いとしています。
さらに、犬の動物としての自然な美しさを堪能できるグラフィックも魅力の一つです。
記念すべき創刊号となる「TERRA CANINA(テラカニーナ) Vol.1|2016 Summer号」は、ブリーディングの側面から見た「健全なる犬種のあり方」を探る特集『ブリーディングの倫理と管理』や、犬の体にスポットを当てアカデミックに、でもソフトに楽しく犬の栄養学を学べる小特集『いぬめし塾』をはじめとした豊富なコンテンツによる、犬好き読者の知的好奇心をくすぐるバラエティに溢れた構成となっています。
日本人と犬とが真のパートナーとなるために
犬達の美しいビジュアルを楽しめるのも「TERRA CANINA(テラカニーナ)」の大きな魅力
※出典:http://terracanina-magazine.net
スタイルやファッション性で犬を見たり、愛でたりする対象ではなく、犬という生物をより根本的な視点から客観的に捉えるというスタンスに立ち、犬の本当の面白さ、動物学的面白さや犬種文化的面白さを発信していこうとする「TERRA CANINA(テラカニーナ)」。その執筆陣を動かす原動力は、人類とともに生きることを選んでくれた愛すべき四つ足の友人、「犬」に対する畏敬の念、そして感謝。
彼女達の発信する情報に触れることにより、日本で犬と暮らす人達が犬に関する確かな知識と技術を身につけ、日本人と犬とが真のパートナーとなることこそが、「TERRA CANINA(テラカニーナ)」が目指すところと言えるでしょう。
その意図は、創刊に向けて公式サイトに書かれた「犬ありき」という文章からも読み取れます。冒頭部分を引用しますので、全文は公式サイトにてご覧ください。
犬ありき
まず犬ありき。犬という生物をもっと深く知り、動物としての自然な生態を知り、そこから彼らの望む欲求や自由を理解したい。
彼らの持つ生命力や狩猟本能、知能、美しさ、また彼らの仕事に応じて培った犬種ごとの能力、才能、たとえば探索力、瞬発力、持久力、忍耐力、集中力などの素晴らしさに、畏敬の念を払いたい。そして“ヒト”という二足歩行の生き物に心を許し、絶対的な信頼の情を寄せてくれることに感謝したい。
予告号を無料ダウンロード提供中
出典:http://terracanina-magazine.net
創刊まで待ちきれない!という皆さんのために、現在、予告号を無料ダウンロード提供中です。
予告号では、創刊号から抜粋した特集記事と併せて、執筆陣がこっそり語る「TERRA CANINA(テラカニーナ)」の誕生秘話を読むことができます。こちらを読むと、より創刊が待ち遠しくなってしまうかもしれませんので、あくまでもご自身のご判断にてお読みください。
※本記事に掲載してある写真や引用箇所の著作権はテラカニーナ編集室に帰属し、テラカニーナ編集室の許可を得て転載・引用しています。テラカニーナ編集室の正式な許可なく、複写・複製・引用・転用・改ざん・配布することは禁止されています。