愛犬が突然吐いた、いつもより食欲がない、皮膚に湿疹ができた…、そういったペットの健康に関わる困りごとが発生したとき、最近ではインターネットで症状について調べるという方も多いのではないでしょうか?
しかしながら、インターネットで検索して辿り着いたページに書かれている内容は、必ずしも全てが信頼できる情報とは限りません。残念ながら、WEBやSNSで目にする情報には獣医学的な根拠のないものも数多く含まれるため、情報の信頼性は専門家ではない飼い主の皆さん自身で見極めなければならないのが実情です。
また、ペットの食事やしつけといった普段の生活に関しても、世の中には様々な情報が溢れているため、うちの子にとって本当は何が良いのだろうという疑問を、皆さん少なからず持たれていることでしょう。
そうしたペットに関する悩みを持つ飼い主の皆さんを正しい情報でサポートしていこうと、ペット保険シェア最大手のアニコム損害保険株式会社(以下、「アニコム損保」)から、保険契約者向けの新たなサービス「どうぶつホットライン」が発表されました。
ペットに関する悩みを獣医師に「LINE(ライン)」で相談
「どうぶつホットライン」は、コミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を用いて、ペットに関する悩みを獣医師に相談できるというサービス。家族や友人とのLINEを用いたコミュニケーションと同様に、ペットの様子を撮影した写真や動画を獣医師に送ることで、簡単かつ具体的な相談が可能です。
利用イメージは、こちらの動画で分かりやすく紹介されています。
アニコム損保の保険契約者であれば、追加料金などは不要で「どうぶつホットライン」を利用することができます。相談の受付時間は平日10-17時。電話などで獣医師に相談できる他の類似サービスでは24時間受付が一般的なので、比較すると少し物足りなさを感じるかもしれませんが、LINEの手軽さを生かして家事の合間や仕事の休憩時間などに気になっていることを質問しておき、後で回答を確認できるといった使い勝手は、確かに便利そうです。
“身近な悩みごと” を気軽に相談してほしい
「どうぶつホットライン」では、病気の治療法などの健康上の悩みや困りごとへのアドバイスはもちろん、しつけや食事といった普段のささいな疑問に対しても、アニコムに所属する獣医師たちに専門的な視点から回答してもらうことができます。
開発に携わったアニコム損保の獣医師 中山 舞さんによると、これまでアニコムが電話やWEB、イベント会場などで提供してきた獣医師やカウンセラーへ相談できる場面でも、多くの飼い主の皆さんが食事やしつけ、お散歩といった “身近な悩みごと” を抱えていたそうです。
そうしたペットの生活習慣に関わる “身近な悩みごと” を、LINEで気軽に相談してもらうことによって、将来の病気の予防に繋げることこそが、「予防型保険会社」というビジョンを掲げるアニコムの目指すところと言えるでしょう。
回答する獣医師は100名以上!
「どうぶつホットライン」で回答にあたる獣医師の人数は、総勢100名以上。ちなみに他の類似サービスでは、外部に委託したパートタイムの獣医師を合わせて30名程というのが一般的なので、獣医師100名以上というのは驚きの人数です。
1つの相談に対して1人の獣医師だけで対応するのではなく、アニコム社内の複数の獣医師が相談内容をフォローしあえるので、それぞれの専門性や経験を生かした的確な回答に期待ができます。
「どうぶつホットライン」を生んだ獣医師たちの想い
「どうぶつホットライン」は、ペットのことで悩む人は数多くいるにも関わらず、インターネット上の不確かな情報が解決の拠りどころになっている現状に疑問を持った獣医師たちの発案によって生まれました。
開発に携わったアニコム損保の獣医師 小川 篤志さんにも、開発の背景として忘れられない経験があるそうです。
小川さんが救急病院で働いていた頃、犬に飲ませると良いとブログで紹介されていた “人用のサプリ” を与えたことで容体が急変した子を診察したことがありました。ある時は、5日前から食欲がないと運ばれてきた子犬が重度の低血糖に陥っていました。どちらのケースも、飼い主さんが「忙しい獣医さんに聞くのも申し訳ない」と思ったことで、失った命でした。
「小さな悩みや疑問でも、気軽に手軽に相談できることで救える命がある。100人もの獣医師が集まるアニコムには、こうした命を救う義務がある。」
正しい情報でより多くのペットを幸せにしたいという獣医師たちの想いが、「どうぶつホットライン」の原点なのです。