愛犬家のマイカー・インテリア事情[Sponsored by Volvo Car Japan]

世界有数の福祉国家として名高く、犬をはじめとする動物に対する福祉でも世界最高水準の国のひとつである北欧スウェーデン。この国で誕生し、現在に至るまで一貫して安全かつ丈夫な車を作り続けている「VOLVO(ボルボ)」の協賛により、スウェーデンにおける人と犬、そして車との関わり合いについて、フォト・レポートをお届けします。レポーターは、スウェーデン在住22年のドッグ・ジャーナリストであり、連載「北欧、犬暮らし」でもお馴染みの藤田りか子さんです。バックナンバーはこちらから。


文と写真:藤田りか子

まずはケージが車内に

犬好きにとって、車はステータス・シンボルでもなければ、アクセサリーでもない。犬を乗せて一緒に行きたいところに走る、という実用性第一の乗り物。それだけに、車内もきらびやかなインテリアからは程遠く、やはり犬との活動を考えての内装事情だ。

スウェーデンのドッグクラブのパーキングに並んでいる車を見渡すと、誰もの車が犬仕様に仕立てられているのは明らか。まずは犬のケージあり!というわけで、ほとんどの愛犬家の車はセダン(トランクと車室が分かれている乗用車)ではなく、ハッチバックやワゴン車。スウェーデンだから当然ボルボのXCシリーズやV70などが目立つ。

ドッグクラブのパーキングにて。このように軒並み ケージが積まれたワゴン車が並ぶ。

そしてシートに犬の毛からの保護用カバーをつける間も無く、私のように後部座席を丸ごと追っ払い、ケージのためのスペースとして利用する人も少なくない。スウェーデンでは犬の輸送に際してのスペースに関する ルールが動物保護法の中で定められている。ただし私は「法が定めているから」という理由で大きなケージを求めたわけではない。やはり犬が体の位置を変えるために自由に動けるほどの空間がある法が楽だろうという愛犬への思いやりだ。

私はシングルライフを送っているので助手席さえ空いて入ればたいていの場合十分だ。が、家族が多い人は皆で「お出かけ」という機会もあるから後部座席は必要だ。その場合やはり大きい車の出番となる。エステートカーやミニバンなどを所有し、その荷台を丸ごと犬のケージ・スペースとしてあてがう。こういうことからも、犬を飼う、というのは中途半端な気持ちで出来ないのがわかるだろう。車への投資だって必要だ。

荷台にはフックがあり、ケージをこのように荷締めベルトで固定させることができるのも安全で嬉しい。Volvo XC60の車内より

ケージ以外のスペースには…

以前の記事でXC60でラッコと遠出をしたことを記した。さて、その時も後部座席を倒してケージを置いたのだが、それでも車内は悠々であったのは愛犬家の車として合格のポイントだ。なんといっても、我々色々持ち物が多い。予備のリードや水飲みボールのみならず、トレーニングや遊びのための道具など。血統書などのID書類だって。いちいち愛犬を車に乗せるたびにこれら道具を詰めるのではなく、もう半永久的に車の中にある状態だ。こうしておけば、いつでも気が向いた時におもちゃを取り出して犬と遊べる。獣医や競技会にだってほとんど何の用意なしでも行ける。まぁ、言わば車は「動く犬の備品室」。私がどこかに移動すれば必ず犬がついてくるのだから、車に犬関係のものを全て保管しておくのはとても便利だ。

収納ボックスには犬とのトレーニングや遊びのための小道具を入れておく。競技会やドッグショーでは血統書と予防接種の証明書が必要なので、「うっかり忘れた!(つまり競技会には出られない!)」ということにならぬようこれら書類もボックスに常時 装備。というわけでボックスとケージのためのスペースが悠々とれることが愛犬家の車には絶対必要!車はボルボXC60。後部座席を倒してケージが置かれている。
もちろん犬のものだけではなく自分のカバンを入れるスペースも確保されている!
ケージで場所を取られ暗くなりがち、サンルーフがあれば、明るくなる。それに犬にも気持ちいい感じで風が車内に入ってくる。
犬愛好家のもう一つの必需品、長靴(長靴と愛犬家の関係はこちらの記事を読んでね)!これも常に車に置いてある。
トリーツも様々な種類のものを一つのバケツに入れて車に常備しておく。犬を飽きさせないためにも、複数のトリーツを使うのは重要!こうしておけばいつでもトレーニングが可能だ。
トレーニングジャケットも欠かせない!
ケージにもさらにトレーニング道具を引っ掛けておく!
道具を持ちながら犬を出したり入れたり。愛犬家から大好評のこのリアドアのボタン。これを押すとドアが自動的に閉まる!車はVOLVO XC60

 

先日私の友人が助手席に乗り込んであたりをぐるりと見回し

「これ、本当に犬用の車ね」

と笑った。犬を飼っていない人には、ちょっと奇異にも映るのかもしれない。犬と暮らすと車は本当に犬中心のインテリアとなってしまうのだ。車と犬、切っても切れない!犬仕様であって当然。さて、皆さんの車はどんな風に犬仕様だろうか?

 

ABOUTこの記事をかいた人

藤田りか子

ドッグ・ジャーナリスト。スウェーデン・ヴェルムランド県の森の奥、一軒家にて、カーリーコーテッド・レトリーバーのラッコと住む。人生のほぼ半分スウェーデン暮らし。アメリカ・オレゴン州立大学野生動物学科を経て、スウェーデン農業大学野生動物管理学科にて修士号を得る。 著者に「最新世界の犬種図鑑(誠文堂新光社刊)」など多数。新しい犬雑誌「Terra Canina(テラカニーナ)」編集及び執筆者