アメリカ同時多発テロで活躍した最後の救助犬、死去

2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ(「9.11」)。多くの警察官や消防隊らとともに救助犬も救助活動に貢献しました。

あれから15年。最後の救助犬 “ブルターニュ” が6月6日(現地時間)、16才で安楽死の処置を受け、息を引き取りました。

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出典:http://edition.cnn.com/2016/06/07/us/bretagne-911-dog-euthanized-trnd/index.html

「9.11」ではテキサス州からの救助隊の一員として、ハンドラーのデニス・コーリスさんと崩壊した「グラウンド・ゼロ」を捜索し、多くの命を救いました。2005年に米南部をおそった「ハリケーン・カトリーナ」や「ハリケーン・リタ」で被災した人の救助にもあたった優秀なブルターニュ。

救助犬としての活動は10才で引退しましたが、その後も地域のアンバサダーを務めていたそうです。

こちらは、ブルターニュが動物病院に入っていく最後の姿を警察官たちが敬礼で見送る姿です。

ゴールデンレトリバーの平均寿命(12才前後)をゆうに超える16才まで生きたブルターニュは大往生と言えるでしょう。詳細は明らかになっていませんが、安楽死を選ばなくてはならないような疾患を抱えていたのでしょうか…。

参考:CNN