日本のペットマーケットで育った洗練されたドッグアパレルやグッズブランド、美容ブランドやグルーマー達が集まり、「愛犬と愛犬家とのより豊かな暮らし」の実現を目指す “Dog Fashion & Beauty Week” 。
そんな “Dog Fashion & Beauty Week” のキーパーソン達のストーリーを紡ぐインタビュー企画「KEYPERSON’S STORY」。
今回は、「第6回Interpets(インターペット)~人とペットの豊かな暮らしフェア ~」で開催される「10分で可愛く変身!カリスマトリマーによるワンポイントビューティ」や子ども達によるトリミング体験イベント「未来トリマー」にもご参加されるトリミングサロン「TAROIMO for PRIVATE」トリマー 小山 恵美さんのストーリーをお聞きしました。
トリミングだけでなく、コンテストやドッグショーなどとの距離も近いというTAROIMO for PRIVATEに魅力を感じ、小山さんご自身も今年に入ってコンテスト入選という華々し い結果を残されました。その影には血の滲むような努力とオーナーさんの温かいサポートが ありました。
彼女の仕事観をはじめ、意外な一面、目指す将来像などをお伺いしました。
トリマーになってから”タロイモ”と出会うまで
(編集部)「TAROIMO for PRIVATE」で働くまでのことを教えてください。
はい。横浜トリミングスクールを卒業後は東京都内や神奈川県のトリミングサロンを経験 し、去年の5月にタロイモ(TAROIMO for PRIVATE)とご縁がありました。 プードルをメインにカットできることと、ドッグショーやコンテストにも興味があったので お世話になっています。
(編集部)プードルをメインにカットできるのも決め手だったんですか?
そうですね。私は自宅にプードルを3頭飼っているんですけど、幼い頃からプードルが大好きなんです。 犬の中でプードルが一番可愛いと思うんですよ。もう全てが可愛くて大好きですね。って、 きっと他の犬種の愛犬家さんも同じ気持ちだと思うんですけど(笑)。 だから多くのプードルにふれられて嬉しいですね。綺麗にしてあげたい!って思います。
さらなる高みを目指し、カットコンテスト出場
以前からカットコンテストに興味があったという小山さん。 今年に入ってから初めてのカットコンテストに出場され、素晴らしい結果を残されたそうで す。結果につながった勝因について、お話を伺ってみました。
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(編集部)今年に入ってカットコンテストに出場されたんですよね?
はい。2016年1月11日にKMスタイリングコンテストのジャパニーズスタイリストトーナメ ントに出場し、6位入賞でした。 学生時代のトリミング競技会で入賞経験がありましたが、社会人になってからは初めてのカ ットコンテストでした。
画像提供:TAROIMO for PRIVATE
(編集部)初出場で入賞は素晴らしいですね!小山さんの中で何が入賞に繋がったんだと思いますか?
特に何か特別なことをしたのではないです。とにかく練習と勉強の繰り返し、でしょうか。
実は「TAROIMO for PRIVATE」に勤めはじめてからオーナーから「コンテストに出てみては?」という話をよく頂いていました。でも最初はずっと迷っていたんです。 でも途中から、基本に立ち返ってもう一度学生に戻ったつもりで一からラムクリップ(プードルのカットスタイルの種類)を勉強して挑戦してみたいという気持ちが湧いてきて出場を決めました。
2ヶ月ぐらいみっちりやりましたね。お店が終わった後に練習して、オーナーにも残ってカットを見ていただいて。本当にありがたかったです。 他にもいろんな参考画像を毎日頭に叩き込んで、また勤務後に練習して…の繰り返しです。 他にもワンちゃんの毛のお手入れなども学ばせていただいて。 そういう積み重ねが形になったっていうことですよね。
オフの日は乗馬で人馬一体を学ぶ
(編集部)オフの日は何をされていらっしゃいますか?
趣味が乗馬なので、オフの日は時々乗馬をしに行きます。とっても癒されるんですよ〜。
(編集部)乗馬ですか!珍しいですね。昔からお好きだったんですか?
いえ、3年くらい前に友人と競馬場に行った時に馬を間近で見たのがキッカケです。一目見た瞬間、もう鳥肌が立って泣きそうなくらい感動しちゃったんですよ。 「自分も乗ってみたい!」と思ってすぐに乗馬クラブを探して入会しちゃいました。
(編集部)すごい行動力ですね!それに語るテンションからも馬好きなのが伝わります。どんなところが魅力ですか?
ワンちゃんも大好きなんですけど、また違った魅力がありますね。 馬に乗って「人馬一体」になることが楽しいです。
馬って、ただ「動いて」って言っても動いてくれないんです。心がありますからね。 だから馬の気持ちを考えながらどうやったら共通の目標を達成できるだろうってチャレンジしていくところに魅力があります。
性格がキツイ子でも乗った瞬間に息が合うっていうこともありますし。 言葉が言えない動物の気持ちを考えるということは今の仕事にも活かされているんじゃない かなと思います。
トリマーとしての将来の夢は?
(編集部)トリマーとしての将来の夢を教えてください。
今は国内外問わずカットコンテストに出場したいというのが目標です。 そのために日々勉強!という感じですね。またラムクリップでコンテストに出たいなと思っています。
(編集部)ラムクリップを極めたい!っていう感じですか?
そうですね。ラムクリップってオーソドックスなんですけど奥が深いんですよ。いろいろなスタイルもあるし。まだまだ学ばなきゃいけないことがたくさんあるので、まずは一つラムクリップを深めていきたいです。
そして、日々のお仕事と多くのカットコンテストを通して、国内外問わずどこでも通用するような胸 を張れるようなトリマーになりたいです。そのためにも日々勉強!です。
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人によっては浅く幅広く学ぶ方と、一つの領域を深めながら学ぶ方がいらっしゃいます。 ラムクリップを極めてみたいという一途な気持ちと努力を厭わず積み重ね続ける姿勢には、 職人的プロ意識を感じました。
馬の缶バッジがついたシザーバッグが印象的の小山さん。 馬とのコミュニケーションからもトリマーのお仕事に必要な学びをたくさん得ながら、これからも多くの愛犬たちをどんどん綺麗に美しくしていかれるのでしょう。