アフガニスタンの戦地で重傷を負った12歳のジャーマン・シェパード、ルカは今週栄誉ある賞を受賞しました。
ルカはアメリカ海兵隊と共に6年間400以上の任務に従事したベテランの軍用犬。その功績が認められ、ロンドンのウェリントン・バラクッスでディッキンメダルを与えられたのです。
動物だけが授与されるディッキンメダルって?
ディッキンメダルは、動物愛護団体であるPeople’s Dispensary for Sick Animals (PDSA)から与えられる軍事行動に仕えた動物に与えられる最も栄誉あるメダル。
1943年以降、これまでに60以上の動物が受賞してきました。犬以外にも鳩や馬も受賞しています。
受賞理由は様々で、一番最初に受賞した鳩「ホワイト・ビジョン」は、1943年に航空隊が不時着した際、伝書鳩としてその事実を本部に伝えたことで救出に成功したことが功績として認められ、受賞に至っています。
1949年に受賞した猫、サイモンに至っては、戦艦が攻撃を受け、自身も負傷しながらも、船内のネズミ捕獲を続け、その姿が船員たちを鼓舞したということが受賞理由になっています。
戦いを共にする仲間として、戦闘に貢献した動物に対して贈られる最大の栄誉、それがディッキンメダルなのです。
引退後はカリフォルニアで前のパートナーと共に穏やかな日々
ルカはその脅威の嗅覚力で爆破物等を探知するよう訓練されてきましたが、2012年3月のパトロール中に負傷しました。
当時のパートナー、ジョアン・ロドリゲス伍長と爆破物の探索をしていた時、命がけで戦ってきたまさにその即席爆発装置の爆発に巻き込まれたのです。ロドリゲス伍長はすぐに止血帯で手当てをし、現場に医療班が呼ばれました。
ルカは全快した後に、引退。カリフォルニアに戻り、以前パートナーだったクリス・ウィリンガム曹長と共に暮らしています。
「ルカはとても賢く、忠実で、探知犬としての業務に対して驚くほど一生懸命に取り組んでいたんだ」
ウィリンガムさんはプレスリリースに言葉を残しました。
「僕が家族のもとに無事帰ることができたのは、ルカがいてくれたことに他ならない。僕は彼女と一緒に仕事ができてとても幸せだ」
「ルカは負傷した時でさえも、冷静さと温かい心を決して失わなかった」
「彼女は周りのみんなを活気づけてくれる。こうして名誉あるメダルを首にかけた姿を見ることができて本当に誇りに思います」
もはやウィリンガム曹長にとってルカは家族以上の存在であることが伝わってきます。
同じ苦労を共に経験してきた仲間に、人も動物も関係ないのだと心に響くお話です。
引用元:mashable