子供が読む能力を育てる上で、とても効果的な方法の一つが大きな声で音読すること。
みなさんも国語の時間に立ち上がって音読した経験があるのではないでしょうか。
だけど、人前で音読をするのって結構恥ずかしいですよね。
読み間違えたり、発音がおかしかったりして笑われた時に顔から火が出る思いをした方も少なく無いでしょう。
そんな問題を犬が解決してくれるかもしれない、そんな論文をイギリス・リンカーン大学の研究者達が報告しました。
出典:http://barkpost.com/
研究チームは犬に本を音読する効果に関する48本の論文を精査、「子供が犬に本を音読すること」は子供の「読む能力」を改善させる効果があるという結論に至りました。
研究によると主な理由は2つ。
「発音や読み方の間違いを笑ったりせず、どこにも行かず話を聞いてくれること」
「間違いを恐れる必要がなくなることで、から不安な気持ちから前向きになり、もっと練習しようという気持ちになれること」
こうした要素が読む力を大きく向上させるんだそうです。
恥ずかしい思いをせずに練習を継続できるという意味では非常に理にかなった話ですね。
出典:http://barkpost.com/
研究はまだ発展途上にあり、その効果を絶対的なものとして信じられる段階ではないようですが、それでも効果そのものはほぼ間違いないそうです。
さらに、犬を活用した教育は費用対効果がとても高いことも利点として挙げられます。
学校でも図書館でも犬さえいればどこでもできますし、ボランティアベースで実現可能。
また学習塾などと異なり所得の高低に関わらず誰でもこの教育を受けることができます。
もちろん皆さんの自宅でも簡単にできます。愛犬に子供の教育係を任せられる日が来るかもしれませんね!
参照元:Children Reading to Dogs: A Systematic Review of the Literature