アメリカ・イリノイ州にある「アイリッシュ・ノーブルマン・パブ」のFacebookページに投稿されたある映像が話題になっています。
パブの防犯カメラが捉えた映像の内容は、1匹のシェパードが炎天下の車内から救われたというもの。
このシェパードを救ったのは誰?
こちらが命拾いしたシェパード。車内は相当の暑さだったのか、外に出るなり路上に寝転がります。それもそのはず、その日はまだ午前9時過ぎにもかかわらず、既に外の気温は29度ほどに達し、さらに上昇を続ける真夏日でした。
そのまま車内に放置されていたとしたら…、考えるだけで恐ろしくなります。
このシェパードの命を救ってくれたのは誰だったのか?
それでは時間を巻き戻して見てみましょう。
向こうから歩いてくる、一見ちょっと怖そうな4人の若者。いやいや、人を見た目で判断してはなりません。彼らこそが、シェパードを救ってくれた恩人なのです。
しかし彼らは、シェパードの放置された車の横を通り過ぎてしまいました。どうやらこの時点ではシェパードの存在には気付いていなかったようです。
その後しばらくして、4人組が戻ってきてくれました。そして道に落ちていた石のようなものを投げつけて、車の窓を割ります。
車の中のシェパードの存在に気付いてくれたのでしょうか。
ん?
なぜか4人組は、車の中のシェパードにはお構いなしに、足早にその場を立ち去ってしまいました。
車の中から奪ったラップトップをしっかりと抱えて!
そう、彼らは俗に言う車上荒らし。彼らはシェパードを助けるために車の窓を割ったのではなく、車の中にあったノートパソコンを盗むために窓を割ったのです。
見た目通りの悪いヤツらだったんかい!!
犯行から1時間ほどで、シェパードの飼い主である車のオーナーが戻ってきました。車の窓が割られたのを見て呆然とした様子でしたが、なにはともあれシェパードが無事で良かったですね。
アイリッシュ・ノーブルマン・パブのオーナーであるデクランさんは言います。
「泥棒たちは、車の後部座席に犬がいるということは知らなかっただろう。飼い主は、車の中に犬を置いて1時間くらい出掛けても大丈夫と思ってたんだろうね。」
これだけしっかりと防犯カメラに映っているので、車上荒らし集団の4人組が逮捕されるのは時間の問題でしょう。しかしながら、はからずもシェパードの命を救ってくれた彼らに、愛犬家を代表して感謝の意を表したいと思います。
ありがとう!ちゃんと更生してね!
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