【アンケートご協力のお願い】アカデミックな視点から保護犬猫を取り巻く課題を探る。アニドネと横浜商科大学による「HOGO animal future project」

動物関連専門のオンライン寄付サイトを運営する公益社団法人アニマル・ドネーション(以下、「アニドネ」)と横浜商科大学とのコラボレーションによる「HOGO animal future project」が保護犬および保護猫の状況を探るためのアンケート調査を実施中です。

アカデミックなアプローチによる社会変革を

「HOGO animal future project」とは、アニドネと横浜商科大学・岩倉准教授ゼミとの協働により、今年の2月から開始したプロジェクトです。

「HOGO animal future project」では、アンケート調査などをもとに、犬猫を家族へ迎えたいというときに保護犬猫が選択肢のひとつとして挙がるためのアプローチを探っていき、「犬や猫を飼おうと思ったときに、保護犬猫を飼うということがスタンダードな世の中になること」を目指しています。

ゼミ合宿での岩倉先生の説明の様子(画像出典:http://www.animaldonation.org/

「HOGO animal future project」においてアニドネと協働する横浜商科大学・岩倉准教授ゼミでは、「ソーシャル・マーケティング」をテーマの一つとしています。

ソーシャル・マーケティングは、マーケティングの原理と手法を使って、個人やグループ、社会全体のベネフィットのために、ターゲット・オーディエンスに影響を及ぼして、ある『行動』を自発的に取らせたり、拒否させたり、修正させたり、放棄させることである。その目的は、生活の質を向上させることにある。

Kotler, P. and E L.Roberto(1989)
Social Marketing, The Free Press(伊関利明監訳(1995)
『ソーシャル・マーケティング―行動変革のための戦略』
ダイヤモンド社,邦訳p.270

「HOGO animal future プロジェクト」では、「ソーシャル・マーケティング」といったアカデミックなアプローチにより、ペットを飼う際の保護犬猫を引き取るという選択肢の一般化を目指しているそうです。

アンケート調査ご協力のお願い

アンケート対象の分類(画像出典:http://www.animaldonation.org/

プロジェクトスタートからこれまで、幾度の議論や、千葉県動物愛護センターの活動内容の見学などのフィールドワークを経て、ついにアンケート調査が完成しました。

今回のアンケート調査では、現在すでに保護犬猫を引き取って家族として暮らしている方々の想いや経緯、逆に保護犬猫を迎えなかった方々のお考えを調査することにより、保護犬猫マーケットの特徴と課題を明らかにしようとするもの。

回答期限は、7月16日(日)まで。お答えいただいた方の中からご希望の方に、大人気の画家 長友心平さんがイラストを手がけた「動物レスキューカード」がプレゼントされます。

なお、アンケート結果は、8月27日(日)、28日(月)に東京都文京区で行われる「アニマルウェルフェアサミット2017」において発表される予定です。

 

【インタビュー】アニマル・ドネーション代表 西平衣里|KEYPERSON'S STORY

2016.08.10