初めてフレンチブルドッグを迎える飼い主さん必見!フレンチブルドッグの特徴や性格、飼い方・しつけ方まとめ

バッドイヤーと呼ばれる大きな耳とがっしりとした体格。そしてぺちゃ鼻と呼ばれる顔が人気が高いフレンチブルドッグ。JKC(ジャパンケネルクラブ:純粋犬種の犬籍登録や血統書の発行などを行う団体)が発表している「犬種別犬籍登録頭数」でも、トップ10に入る根強い人気のある犬種でもあります。

今回は、そんなフレンチブルドッグの特徴や、性格などを知り、これからフレンチブルドッグを飼いたいと思っている方や、よりフレンチブルドッグと幸せに生活できるようなポイントを紹介しましょう。

フレンチブルドッグの体の特徴

フレンチブルドッグは、がっしりとした体が特徴です。また、その耳はまるでこうもりが羽を広げたような姿に似ていることから”バッドイヤー”と呼ばれ、フレンチブルドッグのチャームポイントでもあります。

フレンチブルドッグは、成犬で8~15kg程度の体重そして、体高は30cm位であることが多いです。そして、犬といえば長いしっぽを想像される方も多いと思いますが、フレンチブルドッグの尻尾は生まれつきとても短く、尻尾を振ったりすることがないため、しっぽから感情表現を読み取ることが出来ません。

また、フレンチブルドッグは鼻が短い「短頭種」であるため、呼吸がしづらいため暑さに大変弱い犬種でもあります。高温多湿な日本で飼育する際には、十分注意する必要があるでしょう。

毛色については、ブリンドル・フォーン・クリーム・パイドの4パターンが代表的です。ブリンドルについては、黒い部分に差し毛がないタイプを「ブラックブリンドル」、明るい差し毛が多く入るタイプを「タイガーブリンドル」と言います。

フレンチブルドッグの性格

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フレンチブルドッグは明るく穏やかな性格で、活発に遊ぶことを好みます。元々イングリッシュ・ブルドッグかやマスティフ系の血を配されているので、時にわんぱくな一面も出てくることがあるようです。

また、フレンチブルドッグは感情表現を尻尾ですることができないため、表情やしぐさで気持ちを知ってあげることが大切です。

フレンチブルドッグの迎え方や価格、環境作り

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フレンチブルドッグは、暑さや寒さに弱い犬種であるため、しっかりとした心構えと準備をして飼うようにしましょう。フレンチブルドッグに限らず、犬を家族の一員として迎えるときには、犬のいる生活を具体的にイメージし、犬と暮らす「責任」をしっかりと考えた上で迎えるようにしてください。

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実際にフレンチブルドッグを飼いたいと思った場合には、ペットショップやブリーダーで出会うことが出来るでしょう。大まかな価格相場は15~30万円といわれています。

また、何かしらの理由で飼い主を失った保護犬と里親とのマッチングを行う保護団体やWEBサイトを通じて迎えるという方法もあります。いずれのケースにおいても、信頼できるペットショップやブリーダー、保護団体やWEBサイトを見極めた上で愛犬を迎えましょう。

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フレンチブルドッグがやってくる前の環境づくり

フレンチブルドッグと暮らしていくために必要なものを用意し、安全な環境を作り、名前を決めます。ご家庭にお子様がいる場合には、子犬にしてはいけないことや基本的な接し方を教えておきましょう。

また、鳴き声などで迷惑をかけてしまうこともあるかもしれないので、近所の方々へも犬を飼うことと、しつけを心がけることを予め伝えておけば、トラブル防止にも繋がります。

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フレンチブルドッグの飼い方・しつけ方

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フレンチブルドッグは体格が良く好奇心旺盛な犬種なので、しっかりと遊んであげましょう。ただし、夏場などの暑い日に遊び過ぎるのはNG。常に呼吸がどうかチェックしてあげながら適度な運動をさせてあげるのが大事です。

また、注意する点として、フレンチブルドッグは鼻の周りの皮膚がしわになっているため、その部分に汚れがたまりやすいことがあげられます。お散歩のあとなどには、こまめに拭いてあげることが重要です。

フレンチブルドッグの毛は短いのですが、季節ごとに抜け毛が多いため、日頃から軽くブラッシングをしてあげることも大切なポイントになるでしょう。

食事については、大変食欲旺盛なので食べさせ過ぎには注意。太り過ぎないように気を配ってあげましょう。

フレンチブルドッグがかかりやすい病気

フレンチブルドッグは特徴的な見た目から、他の犬種よりもかかりやすい病気があります。しっかりと理解してフレンチブルドッグとの健康で幸せな日々を過ごせるようにしましょう。

鼻腔狭窄(びくうきょうさく)

フレンチブルドッグなど「マズルが短い=鼻が短い」犬種である短頭種に起こりやすい病気です。鼻の穴から続いている鼻腔と呼ばれる空間が狭くなり、呼吸が苦しくなってしまう病気です。呼吸が苦しそうにしていたり、鼻をグーグーと頻繁にならすなどの兆候が見られたら獣医師さんに相談するのが良いでしょう。

口蓋裂(こうがいれつ)

フレンチブルドッグは先天的に口蓋裂となってしまうことがあります。口蓋裂とは、上あごに亀裂がはいり、鼻腔とつながってしまうという状態のことを指しています。この場合は、外科手術が必要です。子犬のうちに処置をしてあげることが良いとされていますので、もし食べ物をうまく飲み込めていなかったり気になる所があれば獣医師さんに相談しましょう。

アトピーなどの皮膚病

フレンチブルドッグは鼻の上にしわがあるなど、皮膚に関連するトラブルが多い犬種です。頻繁に後ろ足で体を掻いたり、足をずっとなめているといった場合には皮膚のトラブルを抱えている可能性があります。また、日頃からこまめにケアをしてあげるようにしましょう。

まとめ

フレンチブルドッグは鼻ぺちゃな顔に思わずひとめぼれしてしまう方も多い犬種だと思います。可愛らしくひとなつっこい犬種なのでとても良いパートナーとなるでしょう。ただし一方で、暑さに弱いことなど、他の犬種よりも気にしてあげなければいけないことが多い犬種でもあります。

しっかりとフレンチブルドッグの特徴を知ることで幸せなライフスタイルを送ることができますので、事前によく理解したうえでお迎えしてあげてくださいね。

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